いらっしゃいませ。
本日はお忙しい中【週末息子と見る映画】に遊びに来て下さりありがとうございます。
おぼえてい~ます~かぁ♪ 5児の父…りん・みんめい08です!
と言う訳で今回は久しぶりに…実に1年と3ヶ月ぶりり~んに映画業界の裏側で日夜働く映写技師の物語をKONMA08本人の体験談を元に描く不定期連載ドラマ(?)『映写物語』を書きまぁすね。
なので今回はいつもステキな嫁さん(?)や子供達は出てきません。
『映写物語』 第7話
もうすっかり映写業務のことなんか忘れてしまっていたのですが少し前に 雨宮アチャさんのこちらのブログに出会い私が真面目に働いていたあの頃を思い出させてくれたから再び『映写物語』を更新することができました。アチャさぁ~ん!どうもありがとうございますぅ!!
アチャさんの映写にかける情熱にこちらも触発され
『やっぱり映写業務って面白かったなぁ…』
と。
ない脳みその記憶をギュウギュウに絞り出して今回の記事に挑むのであります!
毎度のことながら映写業務に就いていたのはかれこれ15年近く前のことでありまするので記憶も曖昧で名称とかも不確かかもですが…まぁ何となく肌で感じて下さい!!
そして私のことを愛して下さいっ!!
さて今回は音響(設備)について語りたいと思います。
世の中にDVDが普及されるようになり家庭でもホームシアターを楽しめるという時代がきました。DVDのソフトの裏面の音声の所に5.1chとか明記されているのを見かけると思うのですが…これ何?? スピーカーの数??
この数字…独立した音の数を示しているんですね。ですのでこの5.1chというのは5種類の独立した音声と0.1の音にならない体感する音(サブウーハー)とで構成されてますよ~という意味なんです。ではその独立した音やら何じゃらほい??…ですよね??
では昔々のTVを思い出しましょう…まだリモコンなんてなくチャンネルはガチャガチャと回していた時代…スピーカー1つから音声が聴こえていたかと思うのですが…これは1chとなります。スピーカーが1つだから?? このTVの音声をたくさんのスピーカーに繋いでも全てのスピーカーから1種類の同じ音声しか聴こえてこないから1chという訳です。やがて時が流れてステレオTVの時代がやって来ます。左右にある2つのスピーカーから画面の左の音声は左のスピーカーから。右の画像は右のスピーカーから…と言ったように画像に対して左右から2種類の違う音声が流れて来るので2chですね。例えば漫才で左のボケのセリフは左から聴こえ右のツッコミは右側から聴こえる…より立体的に聴こえるようになりました。
では5.1chって??
左右に加えて真中から聴こえさらには左右の真横から聴こえます。
下記のちんちくりんな絵を参照して下さい。
※2秒で描きました
映画館でのスピーカーの配置はだいたいこんな感じになっております。
例えばコンサート会場のステージがスクリーンに映し出されてると思って下さい。
真中に立っているヴォーカルの歌声はセンター(C)のスピーカーから聴こえ右側のギターとドラムはライト(R)左側のベースとキーボードは(L)から聴こえてきます。ドラムやベースの身体に感じるドンドンとくる超低音はサブウーハー(SW)から。
そして画像には写っていない観客席の拍手やら歓声が左右のサラウンド(LSR・RSR)から聴こえることにより、あたかも場内…コンサート会場にいるような感じになるのです。
今でこそデジタルで映画は映し出されているのがほとんどなので音声のデータは全部画像と一緒に織り込まれているのですがフィルムだった頃はどこに音声のデータが組み込まれていたのでしょうか??
『映写物語 第4話』のフィルムのお話の時のイラストがあるのでそちらを参照にしてみましょう。
はい。
まずは映画の音響の種類ですが…
映画のエンド・クレジットの最後の最後で出てくるdolbyマークやらdtsとかSDDSとかの文字って見たことある方も多いと思いますがあれはその映画で再生できる音響の種類を表しております。
一度に全部の音響で再生できる訳ではなく劇場の設備状況によって再生できる音響は違うのです。が…それぞれに特色がありまして。
dolby――一番スタンダードなシステム。上記イラストの2本の波線がアナログの信号で読み取るのですがフィルムのつなぎ目などで一瞬音声がプツンと飛ぶ。デジタルのデータはフィルムのパフォレーション(穴のあいてるとこ)の残りの部分にある。この部分が汚れていたりするとデータを読み切らないこともあるので保険としてアナログのスイッチも入れておき万が一デジタルが落ちてもアナログの音声に切り替わるようにしていました。
dts――CDによる音声でフィルムの画像とdolbyのアナログの波線の間の白い点々のデータでシンクロしている。あまりに内側に入りすぎているとスクリーンにその白い点々が写ることもある。また昔《字幕版》と《吹き替え版》のCDを入れ間違えて英語の字幕付きで日本語で上映されるというトラブルがあったのを思い出しました。
SDDS――ソニーが独自に開発した音響システムでセンターと右左の間にもう一つ音声があったけども設備してる劇場はほぼ無かったような…私は実際SDDSの音声を聞いたことがありません…信号もフィルムの両端に青色で記録されていました。
と主にこの3種類がメインだったフィルム時代…
それから時代は進化して更に後から別のサラウンド(LBSR・RBSR)が聴こえるようになりホラー映画など後ろから聴こえてくる足音やドアが開く音など劇場でしか味わえない立体音響を体験できるようにとなっていき更にはデジタルの革新的な進歩により今ではDolby Atmosといって上や下やらいたる所から64種類の独立した音声で演出している音響設備になっていますから何が何だか札幌ワカメラーメンな世の中でありまする…。
さて最後に…
私をしごきまくったおじぃがMD持って来て私に
『これは各映画館で録音した【ダイハード】の同じシーンや。どれがどの劇場の音か分かるか?』
とかって言われて
『そんなん分かるかぁ~』
言うたらしばかれました。
シネコンがほとんどの現在は同じような造りやからそんなに劇場の形や壁による跳ね返りの音って違いがないかと思いますが私が勤務してた劇場はそれぞれに個性といいますか毎日聴いてますと違いがあってアクション映画はここの劇場の音が好きかな?とかサスペンス系はこっちの劇場か??とか自分の好みがでてきてましたね。
わぁ~気が付けば08史上初となるぐらいの長い文章となってしまいました。
そんな皆様にこちらは如何でしょうか??
最近Twitterで知り合ったのですが関西在住の方で面白いぐらい劇場で観てる映画とかが同じなんす。そんなるるさんの何気ない日常をテーマにしたインターネットラジオ。月末は映画の話とかしてるので興味のある方はぜひぜひ~!!
本日は最後まで読んで下さりありがとうございました。
ホンマに何度も書きますがいつも暖かなコメントをありがとうございます。
更新日の日はコメントを読めるのが楽しみでワクワクしております。
できる限り皆様のブログにもお邪魔したいと思っておりますので
これからもどうぞ宜しくお願いしますね。
お時間のある時にでも遊びに来て下さいね。
また【週末息子と見る映画】でいただいた
ブックマーク及びコメントの返事は…
毎週水曜日の記事に更新予定であります!
尚…PCでしか分かりませんがデザインの変更に伴いサイドバーで私がお世話になってる私がオススメの映画のブログを載せてますので良かったらそちらもどうぞ~!!
又私の自己満足ですがtwitterにて映画の前売り券の半券の写真を載せております【映画の半券】というのを呟いており右のサイドバーより行けますので良かったらおいでやす~(*´▽`*)
そしてこちらも復活の予告!!
俳句でも川柳でもなくただただ五・七・五で詠むだけのくらぶ…
5月4日(火)復活更新予定!!
次回のテーマは【新期一転】です!!
〆切は4月29日(木)の祝日までです!
皆様からの五・七・五な作品を募集しております!!
サイドバーの【投句BOX】からも応募できます!!
部員でなくとも
お気軽にご参加下さい~\(◎o◎)/